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ほとんどの人が知らない日本みつばちと西洋みつばちの違いとは?

記事作成日:2022-08-17

日本みつばちと西洋みつばちは、いずれも養蜂や自然環境において重要な役割を果たしている蜜蜂ですが、いくつかの違いが存在します。以下に日本みつばちと西洋みつばちの主な違いを紹介します。

1. 学名と分布

  • 日本みつばち(Apis cerana japonica):日本に自然分布している蜜蜂で、日本列島を中心に分布しています。主にアジア地域に広がっており、他の地域には自然分布していません。

  • 西洋みつばち(Apis mellifera):ヨーロッパ原産の蜜蜂で、世界中に広く分布しています。さまざまな亜種が存在し、養蜂業界で広く利用されています。

2. 体サイズと外観

  • 日本みつばち:比較的小柄で、黒褐色の体色をしています。体毛が密集しており、体表に暗い斑紋があります。

  • 西洋みつばち:日本みつばちよりも大きく、一般的には黄色や黄褐色の体色をしています。体毛はより薄く、体表に黒や茶色の帯模様が見られることもあります。

3. 生態と巣箱の特徴

  • 日本みつばち:自然界では主に森林や山岳地帯で生息し、木の穴や岩の隙間などに巣を作ります。集団で生活し、巣の中で仕切り板を用いて蜜と花粉を保管します。

  • 西洋みつばち:人間の養蜂に広く利用されており、巣箱内で養蜂家の管理下で飼育されます。巣箱内で蜜と花粉を保管し、社会性昆虫として労働分担を行います。

4. 養蜂と生産

  • 日本みつばち:一般的には西洋みつばちに比べて蜜の生産量が少なく、養蜂業においては収穫量が制限されることがあります。

  • 西洋みつばち:養蜂業界で主流の蜜蜂であり、蜜や蜂蜜製品の生産において重要な役割を果たしています。高い収穫量と効率的な養蜂が可能です。

これらは日本みつばちと西洋みつばちの主な違いの一部です。それぞれの蜜蜂は地域や用途によって異なる特性を持ち、養蜂や生態系において重要な存在です。

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